リアル世界で大変身!!　実世界美女(?)受肉おじさんと!!

みなさんはじめまして、新人編集ズッキーです。

サイコミ読者のみなさんに新しいエンタメをお届けできるよう修行の日々です。

早くマンガを作りたいけど、今はまだ雑用が多くてめんｄ……大変です。

ちょっと休憩室でサボｒ……息抜きして気分転換でもしようかな。

あ！　あずにゃん先輩がサボってる！

あず「何を言うんだズッキーくん！　これは僕の担当作品であり、次に来るマンガ大賞2020にノミネートもされた人気急上昇中の異世界ラブコメ「異世界美少女受肉おじさんと」の単行本を読んで次の打ち合わせに備えてるんだよ！」

華麗な手腕で担当作品の宣伝をしてくれるあずにゃん先輩。勉強になります。

「異世界美少女受肉おじさん」こと「ファ美肉」いいですよね。

幼なじみと異世界に飛ばされたらなんと理想の金髪美少女に！

おまけに幼なじみがキラキラ見えちゃう呪いつき！

人気作品担当の先輩からは勉強するところもいっぱいあるはず！

先輩！人気の秘訣教えて下さい！

あず「やっぱり生涯添い遂げる相手は一番気の合う人間であることが大事だけれどもじゃあそこに性別という要素がどれだけ重要なのかという話だよね。阿吽の呼吸で気持ちが通じ合う幼なじみが異性になっただけで果たして恋愛対象になるのか？友情と恋情は並列なのか競合するのか。新しい価値観を読者に問いかける、もはや社会派マンガですよ(一息)」

すいません、自分の未熟な感性じゃまだちょっとそこまで理解が及ばないッス……。

あず「百の言葉より一つの行動！　生まれ変わりの魅力を身をもって見せてやる！！　黙って俺についてこい！！」

柔和なあずにゃん先輩が突然オラついてきた！！

いったいどんな怖いところに連れて行かれちゃうの……。

連れてこられたのは都内某所――。

扉の先には……。

でも、どゆこと？

あず「というわけで、俺がリアル美女受肉して、ズッキーにファ美肉の魅力を骨の髄まで叩き込んでやる!!!!」

え！？　そういう話だっけ！！！？？？

あず「新人よ！カメラマンとして俺の華麗なる変身の記録を激写するのだ!!　 俺が意気揚々と予約して脱毛までした事実をナメるなよ!!」

それはもはや先輩がやりたいだけじゃん！？

というわけで、スタッフさんと綿密な打ち合わせ開始。

あずにゃん先輩の性へk……もとい理想の女の子像を探ります。

スタッフ「どういう姿になりたいとか理想はありますか？」

あず「とりあえず美しくなりたいです」

あず「何もかもハジメテなので……やさしくしてください……」

スタッフ「はい！　おまかせください！」

かくしてあずにゃん先輩の変身スタートです。

いったいどうなることやら……。

そして編集部での本格的な初仕事がこれな僕の未来もどうなることやら……。

あ、なんだろうこの不思議な気持ち……(ﾄｩﾝｸ)

あず「どうだ！　俺のポテンシャルを思い知ったか！」

先輩さーせんっした！　自分が不勉強でした!!

あず「では行こうか」

え？　どこに

あず「ズッキー、お腹すいた？　あーん♥してあげようか？」

いや……！　お腹いっぱいなので遠慮します……！(ドキドキ)

なんだかどんどん自分のカメラマン……いや、キャメラマンとしての魂が芽生えてきた気がする……。

あず「いい風吹いてるわ～」

ああ……自然と手がシャッターを切ってしまう……。

これが……これがファ美肉の真の魅力…！！？

あず「お、ズッキーもわかってきた感じ？　それじゃあそろそろ編集部に戻……」

いや、先輩……まだ、まだ待ってください……！

ファ美肉のポテンシャルはこんなものじゃないはずなんです！！

もっと、もっと真の魅力を見せられる衣装を……！！

あず「その意気やよし！　仕事に目覚めた後輩のために俺も一肌脱ごう!!」

自分にこんな欲求が眠っていたなんて、27年間知らなかった。

解放される心……これがファ美肉の真髄！！！！！！

妻よ……これが僕の新しい仕事です。

というわけで、疑似美少女変身気分が味わえるかもしれない

最先端異世界ラブコメ「異世界美少女受肉おじさんと」
最新コミック②巻、電子先行配信中なのでよろしくね！

～おまけ～

協力：cotton