• 新卒vs.やまんば 炎の料理対決!!

  • 日々健康をすり減らしながら生きる読者の皆様へ、サイコミから朗報!
    やまんば飯の担当編集が、疲れ切ったサイコミの社畜を料理で美味しくする、魅惑の企画をお届け!
    ※のはずでしたが、人を陥れたい魂に火がつき、料理対決に変更になりました。
  • そもそもやまんば飯とは?

  • 現在サイコミで連載中の『やまんば飯』。
    賢明なる読者の皆様には説明不要かと思いますが念のため…

    自ら不健康の道を歩んでしまっている現代の人々……。
    人間の肉を美味しく=健康にする「やまんば」の力で、
    不健康な人々の身も心も美味しくしちゃう、癒しの料理漫画!

    読んでいると、ためになりつつもお腹が空いてしまう……
    そんな優しさあふれる漫画なわけなのですが……


  • ~三月某日~

  • 東新宿駅には、一人の疲れ切った男の姿が。
  • あべしん
    「僕はどうしてここにいるんだ……」

    あべしん
    「いや、本当、なんで今日は呼ばれたんですかね……?」

    わけもわからず休日に呼び出されたあべしん。その姿は見るからに覇気がない。
    こんな不健康な人間を放っておいては、『やまんば飯』を連載しているサイコミの名折れ!
    あべしんへ、ありがたい企画内容が伝えられます!

    題して!
  • あべしんを美味しく(健康に)するのは誰だ!?
    ~炎の料理対決~

  • あべしん
    「疲れ切ってる人を休日に呼び出して手料理……?」
  • がすや氏(『やまんば飯』担当編集)
    「本当に疲れ切ってますね…今日は英気を養ってください」

    あべしん
    「そう思うなら帰らせてもらっていいですか?」

    体調不良もあってか企画に乗り気ではないあべしんですが、そうは問屋が卸しません。
    無理にでも健康になってもらわなくては!
    というわけで早速、料理コーナーに……


    がすや氏
    「あ、待ってください。まだメンバーが揃ってないです」

    そうでした。今回の企画は料理対決。一人では勝負できません。
    集合時間にやや遅れながら現れたのは、サイコミ編集部の宮本武蔵の姿……!
  • みつを
    「なんか今日は、ご飯が食べさせてもらえるって聞いたんですけど」

    がすや氏
    「なんのことですか?」

    みつを
    「……え?」

    偽りの企画内容を伝えられ、がすや氏に呼び出されたみつを。
    その時のスクショがこちら。
  • 料理を食べさせてもらえるはずが、実は自分が作る側だったという衝撃の真実。
    担当編集がすや氏の華麗な不意打ちに、衝撃の走るみつを。


    がすや氏
    「だましたわけじゃないですよ。自分で作った料理を美味しく食べればいいだけです」
  • あべしん
    「なんで伝えなかったんですか? 料理食べるの僕なんですよね?」

    がすや氏
    「前情報なしのガチ勝負をするためですね」

    あべしん
    「でも、がすや氏は企画内容知ってたわけですよね……?」

    がすや氏
    「ま、ま、そんなことはいいじゃないですか! ほら、行きますよ!」

    自分が料理対決に勝利するため新卒を騙し討ちしたことは決して認めないがすや氏。
    そこにあるのはプライドか、意地の悪さか……?

    そんなことはさておき、ついに、炎の(やまんば)料理対決、スタート!!
  • 今更な人物紹介


  • ~貸しキッチン~

  • 闘志とともに(?)貸しキッチンに足を踏み入れる料理人たち。
    二人はさっそく調理の準備に入ります。
  • あべしん
    「ダメになる……」

    みつを
    「もとからダメじゃないですか」

    あべしん
    「それは健康的な意味で? 人間的な意味で……?」

    食事よりも睡眠を求めているように見えるあべしんはさておき、二人の料理人は準備万端。

    二人の選んだ食材はこちら!!
  • 調達した食材から予想されるふたりの料理とは……?
  • あべしん
    「みつをさんは何を作るんですか?」

    みつを
    「どうやって作るんだったかな……」
  • あべしん
    「そんなんで大丈夫なんですか……?」

    おもむろにスマホを取り出し、検索を始めようとするみつを。
    ですが、そこに勝利を欲するやまんばの魔の手が!
  • がすや氏
    「スマホは没収します!」

    みつを
    「えぇー……」

    がすや氏
    「料理人は脳内のレシピだけで勝負するべきなんです!」

    みつを
    「でも、がすやさんはこの日のためにレシピ調べたりする時間があったんじゃ……」

    がすや氏
    「だまらっしゃい!」
  • いざ、調理開始!!

    一方その頃、あべしんはといえば……
  • もはや限界を迎え、およそ人間とは思えない行動をとるあべしん。

    あべしん
    「お腹空いた……」

    美味しくなるとかどうとかの前に、まずは人間性を取り戻す必要がありそう。
    このままでは人間をやめ、カタツムリにでもなってしまいそうなあべしんを、二人の料理で救い出すことはできるのか……?
  • ~炎のクッキングタイム~

  • がすや氏
    「調理器具は私が先に使います」

    みつを
    「その間、俺はどうすれば……」

    がすや氏
    「手でもなんでも使えばいいでしょ!」

    コツコツと嫌がらせじみた行為を続けるやまんばがすや氏ですが……
  • あべしん
    「みつをさん、意外と上手ですね……」

    みつを
    「たかが料理ですよ。余裕ですよ、余裕」

    嫌がらせをものともせず、てきぱきとそれっぽく調理を進めて行くみつをの姿に、がすや氏がだんだんと焦り始めます。

    がすや氏
    「でもほら、肉の切り方とか、まだまだ甘いですよ」

    みつを
    「もとから切れてます」

    がすや氏
    「……」

    口出しにも精彩が欠けていくがすや氏。これは勝利も危ういか……?
  • あべしん
    「がすや氏はハンバーグですか。いい匂いがしてきてます」

    がすや氏
    「手元が狂うんで向こう行っててもらっていいですか?」

    あべしん
    「塩対応すぎる……」

    がすや氏
    「前が見えないんです!」
  • あべしん
    「なんかすごい」

    がすや氏
    「無駄なフランベです……無駄です……たぶん……」

    数々の嫌がらせと不意打ちを決めながらも、インパクトに焦りを募らせるがすや氏。
    果たして勝敗は如何に……!?
  • ~一品目~

  • 調理開始から一時間。ついに料理が完成!
    気力さえも尽き始めたあべしんの前に、久しぶりの食事が並べられます。
  • 見栄えのいい生姜焼き。シンプルな料理ほど腕前が試されるが……?
  • ハンバーグのポテト添え。盛り付けがややイマイチか?
    前が見えなかった割に、焦げたりはしていない。
  • みつを
    「どうですか?」

    あべしん
    「う~~~~~~~~~ん………………」

    あべしん
    「普通、ですね……」

    あべしん
    「いや、マズいとかじゃなくて、美味しいんですけど、普通……」
  • あべしん
    「見た目はいいんですけどね。見た目だけって感じ。ちょうど今のみつをさんみたいな。インパクトが弱いんですよね。詰めの甘さっていうか」

    がすや氏
    「料理は結局味ですからね。見た目とか二の次ですよ」

    みつを
    「ちょっと好き勝手に言いすぎじゃないですかね……」
  • がすや氏
    「ただのハンバーグじゃありません。ちゃんと、漫画に出てきた料理を作ってます!」

    そう、実はこのハンバーグ、
    『やまんば飯』に登場した料理をアレンジしたものなんです!
  • 比べてみると、漫画の方が何倍もおいしそうである。
    (しとめ特製チーズハンバーグについては、『やまんば飯』六皿目参照!!)

    あべしん
    「なるほど、これがやまんば飯……見た目はちょっとあれですけど……」

    ややおびえつつも、ハンバーグを実食するあべしん。
    はたしてその感想は……?


    あべしん
    「う ま い !!!!」
  • あべしん
    「いや、ほんとに美味しいです。がすや氏、料理できたんですね……」

    驚きのあまりなにか失礼なことを口走るあべしんですが、がすや氏はご満悦。

    がすや氏
    「この調子で二品目もいただきですね!」

    みつを
    「……もう一品作るんです?」

    がすや氏
    「言ってませんでしたっけ?」

    あべしん
    「ことごとくせこい……」

    突如、二品目も作ることを伝えられたみつを。やまんばの策略がここでも光ります。
    勝負の勝敗は、次の料理に……!


    あべしん
    「あ、すでにがすや氏の敗北はなくなってますね、これ」


    一品目の勝敗
    勝者・がすや氏!!
  • ~二品目~

  • 一品目の勝利を華麗にもぎ取り、勢いのまま調理を進めるがすや氏。
    それに対し、挑戦者?のみつをは……


    あべしん
    「みつをさんは調理しないんですか?」

    みつを
    「もうほぼ完成してるんで、余裕です」
  • あべしん
    「みつをさん強いっすね」

    みつを
    「多分、あべしんさん小学生レベルです」

    あべしん
    「みつをさんのそういうところ、よくないと思います」

    ~十分後~

    がすや氏
    「完成しましたー」

    あべしん
    「お、ようやくですか」

    がすや氏
    「これが二品目のやまんば料理です!」

    満を持して提供されたやまんば料理がこちら!
  • がすや氏
    「しとめ特製親子おじやです!」

    あべしん
    「これも漫画に出てきた料理ですか?」

    そう。こちらも、実際に『やまんば飯』に登場した料理です。
  • (料理の効能についての詳細は、『やまんば飯』七皿目で!!)


    対するみつをの料理がこちら!
  • あべしん
    「申し訳ないですけど、すでにインパクトで負けてますね……」

    みつを
    「主菜を二つ作るなんて思わなかったんで……」

    情報不足が響いているみつを。やまんばがすや氏の騙し討ちが影響している……
    策略を張り巡らせたやまんばが不敵に笑う中、実食タイムへ。
  • あべしん
    「……みつをさん」

    みつを
    「はい」

    あべしん
    「すっごく申し訳ないんですけど……」

    あべしん
    「普通です」

    みつを
    「ですよねー……」

    あべしん
    「まあ、おじやのインパクトに、サラダでは勝てないですよね」
  • あべしん
    「……」

    がすや氏
    「どうですか?」

    あべしん
    「……」

    みつを
    「……?」

    あべしん
    「………………」

    あべしん
    「うま~~~~~~い!!!!」
  • あべしん
    「いや、めっちゃおいしいですよこれ!」

    美味しさのあまり、再び髪の毛が爆発するあべしん。これがやまんば料理の効能です。
    料理の感想を全身で表現する彼の姿には、もはや朝の面影はありませんでした。


    あべしん
    「勝者、がすやさん!」

    がすや氏
    「まあ、当然の結果ですね」

    あべしん
    「策略の結果ですね」
  • 勝負の結果、がすや氏が二勝し完全勝利!!

  • みつを
    「くっ、悔しい……!!」

    がすや氏
    「みつを君。見かけだけ整えても、本当の健康は得られないの。あなたは今日、それっぽい料理をそれっぽい服装で作っただけの、見かけだけの男。中身が伴わなければ、人間はダメなの」

    みつを
    「勝った途端に上から目線で説教してきた……」

    あべしん
    「料理対決っていうか、もはや情報戦だった気もしますけどね」

    がすや氏
    「勝てばそれがすべてです!」

    勝負の結果はどうあれ、企画の目的は達成されました。
    健康を取り戻したあべしんは、自ら進んで後片付けに。
  • がすや氏
    「これで月曜日からまた、バリバリ働けますね!」

    あべしん
    「はい!」

    元気を取り戻し美味しくなったあべしんは、二人の料理人への感謝を胸に、帰路に。
    ありがとう、やまんば。ありがとう、魯山人……
  • ~月曜日~

  • そして、週も明けた月曜日。

    がすや氏
    「……あれ、あべしんさん、いないんですか?」

    みつを
    「本日は体調不良でお休みです」

  • と、いうわけで。
    企画は残念な結末に終わってしまいましたが、やまんば料理、いかがだったでしょうか?
    今回、担当編集のがすや氏が作成した料理以外にも、様々な料理が目白押し!
    今回登場した料理の効能なども、詳細に描かれたやまんば飯!
    まだお読みではないあなた!


    あなたも美味しくなってみませんか!?
  • ※記事の演出上過剰な表現がありましたが、料理勝負はガチで行いました。
    ※あべしんは本当に月曜日休みました。
    ※料理はスタッフ一同で美味しくいただきました。